結論
2026年ヨーロッパの航空会社手荷物料金比較
€19だった運賃は、ゲート係員があなたのバックパックを指さし、金属製のサイザーへ顎で促した瞬間に静かに€79へと膨れ上がる。これは運が悪かったわけではなく、そういうビジネスモデルなのだ。救いなのは、手荷物料金が旅行費用の中でも最も予測しやすいコストだという点で、事前に公表されており、自宅でメジャーを当てておけば決着がつく。ここでは、ヨーロッパの主要9社が無料のパーソナルアイテム、10kgの機内持ち込みトロリー、20kgの預け荷物についてそれぞれいくら請求しているかを見ていく。
運賃は料金体系よりも頻繁に動くので、まずは自分の路線でどこが最安かを確認しよう。
ヨーロッパの手荷物料金早見表
下の表には、典型的な片道運賃、無料で持ち込めるもの、そしてオンラインで購入した場合の有料バッグ2種類の料金をまとめた。空港やゲートでの価格は常にこれより高くなる。
| 航空会社 | 片道の目安運賃 | 無料の身の回り品 | 機内持込手荷物(10kg) | 預け荷物(20kg) | 座席指定 |
|---|---|---|---|---|---|
| Ryanair | ≈€15–60 | 40×30×20 cm, free | ≈€6–36 at booking (Priority) | ≈€20–60 | ≈€3–15 standard |
| Wizz Air | ≈€15–60 | 40×30×20 cm, free | ≈€10–59 (WIZZ Priority) | ≈€20–35 | ≈€10–40 |
| easyJet | ≈€25–85 | 45×36×20 cm, free | ≈€7–40 (incl. Speedy Boarding) | ≈€11–58 (23 kg tier) | ≈€3–12 standard |
| Vueling | ≈€30–90 | 40×30×20 cm, free | ≈€10–59 (free on Optima) | ≈€10–18 | ≈€2–14 standard |
| Transavia | ≈€30–100 | 40×30×20 cm, free | from ≈€13 (free on Smart) | ≈€30–40 | varies, free on Plus |
| Norwegian | varies by market | under-seat bag, 10 kg, free | ≈€12–28 (free on LowFare+) | paid on LowFare, incl. on LowFare+ | ≈€9–42 |
| Eurowings | varies by route | 40×30×25 cm, free | ≈€18–21 (free on SMART) | ≈€19–23 (23 kg tier) | ≈€5–18 standard |
| Pegasus | varies by route | 40×30×15 cm, 3 kg, free (since Feb 2026) | paid on Light, incl. from Essentials | ≈€5–15 | varies |
| Volotea | varies by route | 40×30×20 cm, free | ≈€65 solo (free on Plus) | ≈€10–25 | ≈€2.50–32 |
料金確認日 2026-07-27:オンライン価格(片道)。空港・搭乗口では割高になります。
際立つ傾向が2つある。運賃が最も安い航空会社(RyanairとWizz Air、片道おおよそ€15〜60)ほど無料の許容量が小さく、荷物を加えた途端にランキングが逆転する。そして預け荷物の価格差は非常に大きく、同じ20kgでもPegasusでは約€5なのに対しRyanairでは€60にもなる。同じ航空会社群を運賃と定時性で比較したヨーロッパの格安航空会社ランキング も参考にしてほしい。
無料のパーソナルアイテム:航空会社別ガイド
ヨーロッパの格安航空会社はどこも最安運賃に無料の座席下バッグを1つ含めているが、ある航空会社では合法のバッグが、別の航空会社では€50の問題になることもある。
- easyJet: 45×36×20cm・最大15kgまでで、ヨーロッパで最も寛容。ハンドルとホイールも計測に含まれる。
- Eurowings: 40×30×25cmで、奥行きが5cm多く、柔らかいダッフルバッグに向いている。
- Ryanair、Wizz Air、Vueling、Transavia、Volotea: 40×30×20cm。Transaviaは重量を10kgに制限する代わりに、傘・杖・免税品バッグを追加で認めている。
- Norwegian: 座席下バッグ1つ、最大10kgまで。サイズは機材によって異なる。
- Pegasus: 2026年2月14日以降、Light運賃では40×30×15cm・厳格な3kgに制限。
Ryanairは逆方向に動き、2025年9月4日に無料バッグを40×30×20cmへ拡大したが、その背景には規制上の理由がある。2026年7月7日、欧州議会は賛成646反対12で、最低40×30×15cmの無料パーソナルアイテムを保証し、航空会社や予約サイトにその分を含めた運賃を表示するよう義務付ける案を可決した。落とし穴はタイミングで、この規則が適用されるのは2027年からであり、より大きなキャスター付きバッグへの課金はそのまま残る。
機内持ち込みバッグ(10kgトロリー)の料金比較
2026年時点で基本運賃にキャスター付きの機内持ち込みバッグを含める航空会社は1社もなく、アドオンとして購入するか、それを含むバンドルを購入するかのどちらかになる。
| 航空会社 | アドオン価格(オンライン) | 含まれる運賃 |
|---|---|---|
| Ryanair | 予約時に約€6〜36、後で約€20〜60 | Plus、Flexi Plus |
| easyJet | 約€7から、最大約€35〜40 | Standard Plus、FLEXI |
| Wizz Air | 約€10〜59(WIZZ Priority)、空港では約€55〜65 | WIZZ Plus |
| Vueling | オンラインで約€10〜59、空港で€45〜75 | Optima、Family/TimeFlex |
| Transavia | 約€13から | Smart、Plus、Max |
| Eurowings | 約€18〜21 | SMART、BIZclass |
| Norwegian | 約€12〜28 | LowFare+、Flex |
| Volotea | Priority Boardingなしで約€65 | Plus、Premium |
最も高くつく失敗はVoloteaで、10kgバッグを単体で買うと乗客1人・1フライトあたりおよそ€65にもなり、それを含むPlus運賃はその差額よりもずっと安く済むことが多い。Vueling、Transavia、Eurowings、Norwegianではバンドルが単品価格を上回るお得さになることが十分あるので、両方の価格を確認する価値がある。RyanairとeasyJetは例外で、予約時に購入すればアドオンが本当に安く済む。3社を詳しく比較したRyanair対Wizz Air対easyJet比較 も参考にしてほしい。
預け荷物の料金比較
預け荷物こそ航空会社ごとの差が最も大きく、空港ではなくオンラインで予約することで最も節約できる部分でもある。
- Pegasus: オンラインで約€5〜15、空港料金より最大40%安い。
- Vueling: 20kgでオンライン約€14(15kg・20kg・25kgの各区分で€10〜18の幅)、空港では約€50から。
- Volotea: 十分前もって予約すればオンラインで約€10〜25。
- Eurowings: 23kgで約€19〜23、12kgで約€17。2個目のバッグは€75に達することもある。
- Wizz Air: 20kgで約€20〜35、前後に10kg・26kg・32kgの区分もある。
- Ryanair: オンラインで約€20〜60、空港では€75近くまで上がる。
- Transavia: オンラインで約€36、空港では€70〜80。
- easyJet: 15kgと23kgの区分で販売され、オンラインで約€11からおよそ€58まで。
正直なところ最大のポイントは空港割増で、Vuelingはおよそ3倍、Transaviaはおよそ2倍に跳ね上がる。さらにVuelingとVoloteaはいずれも、1バッグあたり32kgまでの超過重量に対して1kgごとに€12を課している。
ゲートの落とし穴
ゲート料金はバッグ1つ・1フライトごとにカード払いのみで請求され、交渉の余地はない。
- Ryanair: 約€45〜70、よく引き合いに出されるのは€60〜70。
- Wizz Air: サイザーに収まらないバッグや未払いのトロリーバッグに約€40〜65。
- easyJet: およそ€48〜55で、バッグはそのまま貨物室行きになる。
- Pegasus: 国際線での追加・超過1点あたり約€50。
- Transavia: ゲート・ラゲッジ・フィーが約€70から。
- Vueling: サイズ超過のパーソナルアイテムに€60〜75、55×40×20cmを超える機内持ち込みバッグに€110〜140。
Ryanairの取り締まり体制には触れておく価値がある。2025年11月以降、ゲートスタッフはサイズ超過バッグを見つけるたびに約€2.50を受け取っており、月間の上限は存在しない。これはまさに、すべての乗客にサイザーを使わせたいときに設計するであろうインセンティブそのものだ。荷物は詰めた状態で、ホイールとハンドルを含めて計測しておこう。
荷物込みで最も安い航空会社:3つのシナリオ
バックパックのみ。 40×30×20cmに収まるなら、片道€15〜60というRyanairとWizz Airが運賃だけで勝つ。バックパックが少し大きめなら、45×36×20cm・15kgを無料で通せるのはeasyJetだけで、他社なら発生したはずの€45〜70のゲート料金を回避できる価値がある。
バックパック+10kgトロリー。 予約時に約€6からのRyanairと約€7からのeasyJetが最安で、Transavia(約€13から)とEurowings(€18〜21)はその中間、バンドルなしでおよそ€65になるVoloteaは避けたい選択肢だ。
バックパック+20kgの預け荷物。 約€5〜15のPegasusと約€10〜18のVuelingが勝ち、€10〜25のVoloteaがそれに続く。Ryanairの€20〜60という幅は、繁忙路線では同じスーツケースが3倍近い金額になり得ることを意味し、Ryanair対easyJetの費用比較 が示す通り、どちらが安いかが逆転することもある。
手荷物料金を完全に回避する方法
- 利用する中で最も厳しい航空会社の基準に合わせてバッグを選ぶ。 40×30×20cmの柔らかいバッグなら、ここで挙げた9社中8社で合法だ。例外はPegasus Lightのみ。
- 詰めた状態で、ホイールとハンドルも含めて計測する。 サイザーで引っかかる原因のほとんどは、パンパンに膨らんだフロントポケットだ。
- アドオンではなくバンドルを買う。 Vueling、Transavia、Eurowings、Norwegian、Voloteaでは、バッグ込みの運賃があとから追加するより安く済むことが多い。
- 空港では絶対に荷物を追加しない。 空港価格はオンライン価格の2〜3倍、ゲート価格は2〜4倍に跳ね上がる。
- 運賃だけでなく総額を比較する。 格安航空券の見つけ方ガイド の方法を使うといい。
規制は緩むどころか強まっている。スペインの消費者省は2024年11月、機内持ち込みバッグの課金をめぐって格安航空会社5社に合計€179mの罰金を科した(Ryanair €107.78m、Vueling €39.2m、easyJet €29m、NorwegianとVoloteaはそれぞれ€1mをわずかに上回る額)。この処分は不服申し立てでも維持されており、2026年半ばの時点でも決着はついていなかった。Wizz Airを候補に入れているなら、実際にPriorityバンドルの価格がどうなるかをWizz Airレビュー で確認してほしい。
よくある質問
ヨーロッパで手荷物料金が最も安い航空会社はどこですか?
どのバッグを持つかによって変わる。easyJetはヨーロッパ最大級の無料座席下バッグ45×36×20cm・最大15kgを認めており、他社なら追加料金になるような大きめのバックパックも無料で持ち込める。預け荷物20kgでは、Pegasus(オンラインで約€5〜15)とVueling(約€10〜18)が最安で、Ryanairの€20〜60という幅広い価格帯とは対照的だ。
ヨーロッパの格安航空会社で機内持ち込みバッグは無料になりますか?
基本運賃では無料にならない。ヨーロッパの主要な格安航空会社はいずれも10kgのオーバーヘッドトロリーバッグをアドオンかバンドルの一部として販売しており、Vueling Optima、Transavia Smart、Eurowings SMART、Norwegian LowFare+、Volotea Plus、Pegasus Essentialsの各運賃にはあらかじめ含まれている。あとから追加するより、最初からバッグ込みの運賃を選ぶ方が通常は安く済む。
Ryanairの手荷物サイズ規定はどれくらい厳しいですか?
非常に厳しく、それには財務的な理由がある。Ryanairは2025年9月4日に無料の座席下手荷物のサイズを40×30×15cmから40×30×20cmに拡大した一方、2025年11月以降はゲートスタッフがサイズ超過バッグを見つけるたびに約€2.50の報奨金を支払っており、月間の上限は設けられていない。ホイールやハンドルを含めた状態で計測することが重要だ。
バッグが大きすぎた場合、ゲートでは何が起きますか?
スタッフがバッグを貨物室行きに切り替え、その場でカード払いのみの料金を請求する。目安はRyanairで約€45〜70、Wizz Airで€40〜65、easyJetで€48〜55、Pegasusで約€50、Transaviaで約€70からとなる。最も厳しいのはVuelingで、サイズ超過のパーソナルアイテムに€60〜75、55×40×20cmを超える機内持ち込みバッグには€110〜140が課される。
ヨーロッパの航空会社における無料の座席下バッグのサイズはどれくらいですか?
40×30×20cmがRyanair、Wizz Air、Vueling、Transavia、Voloteaに共通する標準サイズだ。easyJetはより寛容で45×36×20cm・最大15kgまで認めており、Eurowingsは40×30×25cm、Pegasusは2026年2月14日にLight運賃の許容サイズを40×30×15cm・3kgに縮小した。
2027年からヨーロッパで機内持ち込みバッグは無料になりますか?
無料になるのは小さなパーソナルアイテムだけだ。欧州議会は2026年7月7日、賛成646反対12で、最低40×30×15cmの無料手荷物を保証し、航空会社や予約サイトにその分を含めた運賃を表示するよう義務付ける案を可決した。大型のキャスター付き機内持ち込みバッグへの課金は引き続き合法であり、この規則は今すぐではなく2027年から適用される。
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